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乳腺組織をぶどうにたとえると、おっぱいが作られる乳腺房はぶどうの粒のようになっていてこの乳腺房が集まって、一房のぶどうのような形となって
いるのを乳腺といいます。
そして母乳を乳頭まで運ぶ役目の乳管はぶどうの房を支えている細かく枝分かれした茎の部分にあたります。
妊娠、出産にともなってこの乳腺が増えて、おっぱいが大きくなっていきます。

【妊娠前】
おっぱいは妊娠によりおっぱい工場が発達し、出産によって母乳を分泌していく仕組みになっています

【妊娠初期】
6週ごろから乳房の中の血管が増えだし、乳管(おっぱいの通る道)、乳腺房(おっぱいを作る小部屋)を作る準備が始まります。その結果、おっぱいがはったり、痛みが出てくる人もいます。

【妊娠中期(活発におっぱい工場が働き出します)】
どんどんおっぱいを作る乳腺房が増えていき、それに伴い乳管も増えだします。
おっぱいをつくるホルモン、プロラクチンも分泌を始めますが、胎盤などからエストロゲンなどのホルモンが分泌されるため、妊娠中はおっぱいがでないようになっています。

【妊娠後期】
おっぱいを作るホルモン(プロラクチン)や胎盤などからでるホルモンの作用などによって乳腺組織は授乳に向けてラストスパートを
はじめますが、おっぱいが出ないようにエストロゲンというホルモンが作用します。
一般的に、妊娠初期から後期、産褥期にかけて乳房自体の重さは、
妊娠していない時に比べて3~4倍の重さになり、アンダーバストは10cm、トップサイズは2サイズ大きくなります。

【赤ちゃん誕生】
赤ちゃんが誕生すると、母乳の分泌を促すホルモン「プロラクチン」が主役となって、母乳がでるように働きかけます
赤ちゃんがおっぱいを吸い始めると、その刺激が脳に伝達し「プロラクチン」が更に出始めます。そして「オキシトシン」という母乳を押し出す働きのあるホルモンが活発になり本格的に母乳が出始めます。
しかし、母乳はおっぱいがたまったから自然に出るのではなく、赤ちゃんが吸うことにより、その刺激によって母乳が出るという仕組みになっていますので、はじめは母乳がでなくても赤ちゃんにすわせることが大切です。
赤ちゃんは生まれてくるときに、お弁当と水筒をもってきているといわれているので、最初はすこししか母乳がでなくても、大丈夫です。赤ちゃんにおっぱいを吸わせ続けることが母乳育児を成功させるポイントです。
さらに、「オキシトシン」はお母さんの子宮の回復にも役立ちますので、母乳育児をすることにより、産後のお母さんの体の回復を助けます。

【産後一ヶ月】
普段のときのおっぱいはあまりはっているとは感じませんが、
赤ちゃんが吸ってくれた刺激が脳に伝わると、ホルモンの働きが活発になって
おっぱいの分泌がはじまります。
赤ちゃんがすってくれた約30秒後にしびれがきれたような、
また弱い電気がはしったような感覚を感じる時があります。
それは催乳感覚といい、そのときにおっぱいが作られるのです。

赤ちゃんの成長に応じて母乳が分泌される仕組みに なっていますので、赤ちゃんのすう刺激が大きくなれば、 プロラクチン、オキシトシンの活動が活発になり、その分 たくさん母乳がでるようになっています。 その結果、生後6ヶ月は母乳だけで赤ちゃんが育つ仕組みになっています。 さらに、母乳の分泌は、ホルモンの働きと深く結びついているので、お母さんが日々、赤ちゃんに愛情を注ぎ、安らかな気持で母乳をあげることにより、ホルモンが充分に分泌され、母乳もたっぷり出てくることになります。
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